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BS日テレ「深層ニュース」・作家曽野綾子氏語る [社会問題]

昨日、3月10日夜22:00から「ニュースの深層」を観ました。ゲストが作家曽野綾子氏だったからです。タイトルは【日本人よ!強く生きよ】(曽野綾子氏が語る復興)でした。

以下は、番組のキャスターの質問に答える曽野氏の聞き取りですが、速記者ではないので完璧ではありませんが内容は正確に取れていると思います。(一部、語尾の言い回しや発言の順番が入れ替わるところはご理解ください)

【東北大震災から5年を迎える今の復興について】

インフラの中でも、電気の復旧が特に大事なものだと強調された。曰く、電気は民主主義の固まり、電気なしに民主主義は考えられない。物ではなく心の復興は誰も(他人が代わりに)することができない。それは自分でするしかない。本当の助けは自助である。他人や政府には出来ないこと。曽野氏は、13才の時に東京大空襲を体験された。自分に目掛けて来る機銃掃射も受けたと言われる。よく一夜にして10万の人がなくなったと言われる大空襲の後、焼け野原から立ち直ったのは政府の力ではない、道路や鉄道を作ってくれたのは政府だが、歯を食いしばって立ち直ったのは一人一人の自分だった。人生には不本意が付きまとうし、それをなくすことはあり得ない。戦争から学んだ人もいるし、学ばなかった人もいる。不条理とは人生には起きるもの、それを知っておくことが大事。折角訪れた不幸や不運から学ばないといけない。


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今の日本では、悪いことを予想する教育をしていない。(この点が一番印象に残りました。社会を啓発すべきマスコミもいかにも人権や個人を主張することを尊重したり礼賛するが、現実の世の中や人間の本質を伏せる傾向があることに、常日頃偽善的だと感じているからです)復興する時はものは作れるが、心は作れない。よく使われる「○○弱者」という言葉は、人それぞれの立ち直る力や尊厳を認めていないから失礼な言い方だと思う。


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【いじめ問題について】
曽野氏は、「いじめ」はなくなることはないという。その理由をキャスターに聞かれると、イジメは面白いからと端的に答えられた。日本では、いじめの事実に振り回され、理想を求め綺麗事を言うが、それは間違っている。いじめの対処法を聞かれると、学校で、教育の中で、いじめをあしらって行く方法を子供達に教えることだと言われた。


【絆という言葉について】

いい年をした大人たちの口から「絆」と聞くと、白けた気持ちになる、と言われた。
(何を今更、という気持ちでしょうか?

【最近ネット上で話題になった「保育園落ちた日本死ね」の言葉】

文が汚いと思いました。ヤクザのような言葉遣いですね。日本語を普通に使って欲しい、こうやって日本語を崩してはいけない。人が全部恩恵を受けられるとは限らない。自分の子供が預かってもらえないことで(色々なことを飛び越えて)日本を批判するのは自己中心の人間だ。他国の状態を見れば日本人はちょっと贅沢になっている。


【アメリカ大統領選挙の渦中にあるトランプ氏について】

曽野氏は、メキシコ人としては1人の神父さんを知っているだけで、この方はとても立派な方ですと前置きをして、どこの国の人でもいい人もいれば悪い人もいる。同様にメキシコ人にはいい人も悪い人もいる。普段からマスコミが両方の側面を言っていないから、トランプ氏が代わりにメキシコ人に対し攻撃的なことを言っているだけと言われた。(トランプ氏の主張を聞いて納得したり、溜飲を下げる人がいて支持率が上がっているのだと私も思いました。アメリカ人でも日本人でも本音と建前があることの証明です)

最初から最後まで、多分CMなども入り実質的には30〜35分だったと思いますが、期待を裏切らない曽野綾子氏の一貫した見解と実のある提言でした。もう80才を超えられた方ですが、これから先も周りに媚びない毅然とした意見を伺いたいと思いました。


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