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マドモアゼル・愛 ー 「老後の人生に必要なもの」(動画)を観て [医療と健康]

コロナ感染による自粛の中、youtubeの中で気になるタイトルを見つけた。
たまに観ている、占星術占いのマドモアゼル・愛先生の番組「老後の人生に必要なもの」(約18分)だった。

結論を先に言うと、それは【セクシャリティ】であるという。


話の流れからいえば、惑星の支配する人間の年齢域を説明し、惑星の持つ影響、意味から、70才以上の老人(高齢者と言った方がいいでしょうが)が元気に生きて行くためにはセクシャリティが必要だと提言される。


* 70才まで・・・・・人は土星の影響下にある

71,もう少し後は・・・・・人は天王星の影響下にある


お話の後半、起承転結の内、「転」の部分では、成る程とうなづける例を挙げておられる。


大学の卒論で、「芸術か猥褻か?」でかつて有名になった英国の小説家D.H.LAWRENCEを選んだ私としては、大いに賛同する内容です。このブログ、あるいは動画を直接観た方でもほとんどの方は共感されるのではないでしょうか?


ともあれ、愛先生のお話に沿って書いてみました。


上記であげたように、土星は70才までに影響を及ぼし、本当の人生の喜びを与えてくれる星だという。
しかし、(一般的には)老いていく体、固定的で変化をしないという頑固さも持つ。新しいものを受け入れる体力、自信がなく古いものに固定される。


人が71、それよりもう少し後は、天王星の影響を受け、(土星と違って)枠を壊して生きていくという意味がある。昔は寿命の関係で、土星の年齢域で人生を終わっていた。今は70才を超えるのが当たり前なので、「土星の影響 ー 体も心も傷み衰えていく」と 「天王星 」とは相容れないものだ。



同じ土星でも、【 クロノス 】が支配する前は、神話上の【 ウラノス 】の時代であったが、父【ウラノス 】を殺し息子の【クロノス 】がとって代わり(性的にも充実していた )【 ウラノス 】のシンボル(男性の生殖器)を切ってしまった。それが海の中に落ちて泡となってしまった。( この箇所は愛先生の話のまま)


天王星は【 ウラノス 】に表れるように、性的に昂まる時期、衰えない【セクシャリティ】の意味を持つ。ここでいう【セクシャリティ】はイコール セックスではない。


・・・・・(衰える)老人が元気に行くためには?・・・・・


愛先生曰く、それは【セクシャリティ】である。

心理学者フロイトは、エネルギーを得る方法として、部屋にイヤラしい絵画を置きなさいと言っているという。(この話はブロガーには初耳です)

確かにこれは本当であり、妻や娘に嫌がれようとそうしている人は元気である。( 実例を知っている口ぶりです )イヤラしい、リアリティのあるものであるほど良い。エネルギーの交流という点で考えると、これまでと全く違った事を考え行動する事でエネルギーの交流をしていく、【セクシャリティ】豊かな生活をして行く必要がある。


具体的に性交渉をする、しないは別にして、自分を性的な存在と意識することが必要で、誤解を恐れずにいえば、60は60、70は70才の性的魅力が絶対にある。女性の場合、バストや腰の張りだけでなく、その人の 特異性、つまり、一人一人の顔や体が違うことが【セクシャリティ】がある、という認識が必要だ。それは、個別性に対する渇望が【セクシャリティ】の原点にあるから。自分自身の個性、自分が性的魅力の存在であると認めることが必要だと提言される。



愛先生は、ここで具体的な例を挙げている。


女性の老人病棟で、イケメンの若い男の子達が、「 おば(あ)ちゃん、・・・・」と優しくおばあちゃんの背中をさすりながら女性として扱ってあげる。大変元気になると思いますよ。


(ここから愛先生は更に笑いながら話す) たやすい、分かりやすい話なんだけれども、ありえないけれど、若い看護師さんが水着姿で熱や血圧を測ってくれるなら、たちまち老人は回復するだろう。

80才を超えた画家ピカソが若い20才(?)の恋人を作ったことを真似ろとは言わないが、こんなことがあれば、意地悪な老人もいなくなって幸せな老人が増えるのではないか?


(【なぜなら、病気は全てエネルギーの問題なので】という先生の定義は特に興味深い 。前向きのエネルギーがあれば、病気など治ってしまうということだろう。)



愛先生は最後に、「政府としては年金の問題があるし、(老人には)早く死んでくださいという時代なので、老人の性というと、イヤラしいとマインド・コントロールされるけれど、70過ぎにこそ、個性の中に【セクシャリティ】があると、人生が面白くなると締め括られた。


惑星を通して説明するなら、人は、仕事を終え家庭を終え、子供達も育った後初めて、自由な境地で自分自身の個性を発現する機会が訪れる、それが天王星の時代だと言われた。



愛先生も動画の冒頭で言われた。「政府は老後の人生に2千万円必要だと言っているが、それも嘘だろう。人生でお金が本当に必要なものだろうか? 」

これに対する先生の【セクシャリティ】の勧めは、人間の原点を考えると素直に受け取れる提案であった。





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産経新聞【 コロナ 】ー 21世紀の大恐慌 ( 5月14日付 )・・・前半 [社会問題]

5月14日朝刊に、【 コロナ 】特集記事「 21世紀の大恐慌 」が出ていた。
以下は記事の要約であり、( )内はブロガーのコメントです。

(短くまとめれば)
新型コロナウィルスは世界規模で新型不況を招いている。
主要国の国内総生産(GDP)は、マイナス成長40%と予想され、今後第2波感染の可能性や人々の不安もあり、経済のV字回復は「夢物語」とのスタンフォード大の学者の言葉で締めていた。


(では、順おって見てみよう)

感染拡大に伴う「自粛経済」で起きた新型不況の問題とは? また「コロナ後」はどうなるのか?


20世紀の大恐慌、つまり1929年のニューヨーク株式市場の大暴落が発端の世界恐慌は有名だが、21世紀以後は、2008年のリーマン・ショックを含めた不況は恐慌とは呼ばれていない。
( 失業者や住居を失った人々が溢れかえる状況は同じなのに何故だろうか? と読みながら疑問に思えた)



日米欧などの4月〜6月期のGDPは1月〜3月期比年率マイナス20~マイナス40%前後に落ちると予想されている。4月のアメリカの失業率は14.7%になり世界恐慌時の25%を越える恐れもある。欧州連合(EU)と英国の4人に1人が賃下げと解雇のリスクにさらされている。


IMF(国際通貨基金)は、「世界恐慌」以来の最悪の景気後退という" 予言 " をし、米国のFRB元議長のバーナンキ氏は、自然災害に似たコロナ危機は異質だと指摘する。


自粛経済が解除されると一時解雇の労働者の再雇用もあるという見方はあるが、WHOは第2波を警告し経済再開には慎重だ。スタンフォード大の経済学者は人々の自粛が消費回復を抑え経済のV字回復は「夢物語」だと話す。

( ここまでが新聞の1面記事で、2面に続いていく)


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エドワード・ルトワック氏語るーコロナウィルス禍は国民国家への回帰を促す [社会問題]

5月9日(土)付の産経新聞に、【コロナ ー 知は語る 】のシリーズが始まった。

コロナウィルスのパンデミックが 【 世界に与える影響 】を国内外の各分野の識者にインタヴューした記事だ。第一回が、上記の米歴史学者のエドワード・ルトワック氏だった。
以下は記事の要約で、( )内はブロガーのコメントです。


ルトワック氏の結論は、コロナウィルス禍が暴いた「世界の真実」は国民国家の時代への回帰を促す、という。

コロナの地政学上の影響は、第一に、EUの断絶を招いた。EUは不慮の事態のコロナの対応に失敗した。つまり、加盟国間で、共通の医療対策や情報の共有が無く、連携した外交政策も取らなかった事を指す。

中国からの支援では、イタリアは受け入れ、他方、ドイツ、スウェーデン、オランダは拒絶した。


本来融合を目指したEUは役割を失い、イギリスに続き多くの加盟国も【静かに 】だったいすると、ルトワック氏は予測する。
(この【静かに 】という言葉の使い方に、求心力を失ったEUの姿、現状を見る思いがする )


わずか10数年前、媚中派が勢力を振るったアメリカでは、中国由来のウィルスや中国の誤った対応で米中関係は悪化する。自由主義体制のアメリカと共産党独裁体制の中国の大国間競争は、中国が世界の各地で拒絶されることもあり、トランプ政権に有利に働く。


今後の国際機関や多国間枠組みの役割は?

【 新型コロナは『真実を暴くウィルス』だ 】
① EUの無機能

② イタリアの無秩序

③ 中国の虚言

④ 日本は安全という誤った認識

以上のことを暴いてみせた。

これらの危機で【 グローバル化 】から【 脱グローバル化 】への揺り戻しが 起きている。
グローバル化と連動してきたEUやWHOといった国際機関も機能不全が明白となり、グローバル化や多国間枠組みから後退し、各国民国家が自国民を守る方向となる。

東欧諸国での新たな独裁国家の台頭はグローバル化の産物だ。(この諸国とはどこの国々を指すのか?
現時点で私には分からない) ( ルトワック氏によれば、「インテリ層は、グローバル化を【世界民主主義】であるかのように主張した、と言う。この点は、日本人、特に政治家、官僚、左派リベラリストに念押して聞かせたいところだ。)


続いて、氏が、「 (グローバル化が )民主体制からプーチン独裁体制に変容したロシアや、集団指導体制から習近平体制に移った中国を促した」と語り、「( グローバル化が)このように独裁制と親和性が高いのは国際機関が非民主的だからだという点も、考えさせられた。


(更に、改めてEUのことを考える機会となった事は、「EUとは各国政府の権限を欧州委員会に移管するもの。加盟国の民主体制が弱体化したのはEUという非民主体制に移された結果だ」という氏の指摘だった。

グローバル化はなんら民主主義にプラスにならなかった。【脱グローバル化】すなわち、国民国家への回帰は民主主義にマイナスでは無く、プラスとなるであろう。

( 最後の2文は分かりやすく言葉を変えています。)


(ルトワック氏は、安倍首相に提言を行なっている人物だと紹介欄に書いてありますが、上記のような世界の動きに対する洞察をどう活かしていくのだろうか?

中国人を、1月から3月の間に百二十数万人入国させた(あるネットによれば、百五十万人)安倍首相の責任はとてつもなく大きいと言える。)


このインタヴュー記事は総じて受け入れられ、気づきの多い内容だった。
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矢作直樹氏が勧めるコロナ対策 ー 6つのポイント [医療と健康]

先日、youtubeを検索中、日頃から関心のある矢作直樹先生の動画を見つけた。


神谷宗幣氏の 【CGSケミストリー 第17-2回 ゲスト 矢作直樹氏、赤尾由美氏 】(22:54分)です。

テーマは、今1番の話題の「 コロナウィルス 」だ。

果たして、我々はこのウィルスに立ち向かえるのか?



コロナ対策のポイントを医師で東大名誉教授の矢作氏に尋ねたたところ、コロナはウィルスなので、ワクチンで助かるのではなく自分の免疫力を高めることが肝心である、つまり、

免疫力を高める【古来の日本人の生活をすれば良い】という回答だった。

6つのポイント

① 食事 塩(合成ではない天然のもの)、発酵食品(味噌、醤油、納豆、ぬか漬、梅干し)
玄米(なるべく)、ビタミンD(免疫力を高める)

② 睡眠


③ 運動(日光浴を含む)


④ 入浴 (体温を上げる、清潔にする 等)


⑤ コミュニケーション 人との関わり (電話でも良い)


⑥ 心持ち (自分の想いが実現するということを認識すること)


以上の6つのことを自分で心掛けることがポイントで、やることはやったという覚悟を持つことが大事だと回答された。

6つのポイントの中には、人間生活であまりにも基本的だと思えるのが大部分だが、それこそ矢作氏の日頃から言われる日本人の基本的な生活のあり方である。

他方、私たちはメディアの洗脳に乗ってはいけない、それは個人や国にとってもいけないことだと両氏共々言われた。


本当の数字とは何か?という例として、PCRの例を挙げられた。
WHOのデータになるPCRの検査は、検査に持ち込むまでの要因を考えなければならない。感染症学会が発表しているが、、、、検査はしないように言っているのに、メディアは違う流れになっている。検査の数だけ増やしても、欧米でも疑陽性の数が多いとの事。

( 疑陽性、疑陰性の数が多ければ結局本当の数は把握できないのでは? と私でも思う。)

(このPCR検査については、もし興味があられる方は、直接動画を見て確認されて下さい )


( )内は私のコメントで、他は動画の要約となっています。なるべく正確に書き留めたつもりですが、枝葉やニュアンスの違いがあればご容赦ください。


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「 KISS 」のジーン・シモンズはバリバリの実業家だった! [芸能やエンターテイメント]


連休中、5月5日19時から21時まで、NHK BS1で 「 ザ・ヒューマン SP 」が放映された。

タイトルは、【 KISS に独占取材! 悪魔の素顔99分完全版 】で、途中からしか見なかったので残念だったが、ジーン・シモンズのこれまで知らなかった意外な側面というか本当の素顔が分かり刺激的であった。


ジーン・シモンズ( KISS のメインボーカル )の本当の顔は、単なる人気の高いロックスターではなく、というか、したたかな大実業家であることが分かった。その事を取材でもろに見せてくれた番組だった。彼は何の衒い(てらい)もなく、自分のビジネスのやり方、成功を語る。


いわゆるスターの豪勢な邸宅にカメラを入れ、「 ほら! 」と別室に案内した時に唖然となった。そこには自分たちのグループ【 KISS 】のありとあらゆるイメージキャラクターやデザインされたグッズの山があった。その一つにはKISSのデザインが施されたバイクまであった。


自己資産は370億だと言っていた。 ギャフン〜 ! 見ているこちらは生来貧乏人のせいか、彼が知略に長けたビジネスマンというより、抜け目のない商売人に思えるのはひがみのせいだろうか?
しかし、番組が進行していくうちに、彼がビジネスにも精力的であり続けた生き様はさもありなんと言えることが明かされる。


番組は時系列通りではなく、彼の十代の頃のエピソードが語られるかと思えば、46年間の音楽活動を飾る最後の引退のワールドツアーで来日中の彼の言動を追っていく。



私自身はロックグループのKISSのファンではないが、ロックスターの素顔には興味がある。興味本位に言えば、あのアクの強い厚化粧の下のすっぴんの顔がのっけに現れ、何と年齢が70才の年相応の顔立ちが現れた時はびっくりだった。きつい言い方をすれば、この特異な厚化粧にカモフラージュされてKISSはロック界で生きながらえたのだろう。勿論、かのローリングストーンズのように、老齢とはっきり言える年齢になってもファンやステータスを獲得しているスターもいるが、番組の中でも、KISSが一時このメイクを中断しノーメイクで演奏していた時期はほぼ人気が衰えたと言っていた。



その後再び同じメイクで復帰して人気を盛り返して行ったらしいが、トータルで46年間も活動を続けられたことは、ファンでもない私も驚いてしまう。


1970年代、メイク(日本の歌舞伎にヒントを得たとの話も聞いたことがある)や衣装も含めた特異なキャラクター、度肝を抜くステージでのパフォーマンス等、まさにユニークさがあったから固い支持層を持ち続けたのだろう。



2018年に92才で亡くなった最愛の母親フローラはホロコーストの生き残りだった。ジーン・シモンズは芸名で、ユダヤ人の本名を発音していた時に、ユダヤ人としての彼の生まれ育ちやアメリカに移住してきた人生経験がいくらか私なりに想像が出来た。



今や大金持ちの彼は、一人息子であった少年時代に初めて自分で稼いだお金のエピソードを語っていた。(イスラエルにいる頃)ある山に登って、手に棘がささりながらサボテンの実をかき集めて下山して、夕方勤めから帰る途中の人に一個0.5デーツで売ったことだった。売り上げた後帰宅して母親にお金を差し出すと、「 小さな立派な男 」と喜んでくれた。その時初めて、自分でお金を得る喜びを味わったと語っていた。


この時の経験が着火点となり、その後の人生でも、彼は常に働くこと、常にお金を稼ぐことを目標にして行ったようだ。アメリカ人が発音しにくいユダヤ名を分かりやすいジーン・シモンズにしたのもKISSのグッズを出す際に必ず商標を取るというのも、彼にとっては数多くの戦略の一つなのだ。



番組の後半で、行きつけなのか?日本のあるレストランの主人にビジネスへのアドバイスを求められた時、強く、きっぱりと、「いいか、これの商標をとれ、明日取るんだ!取らなかったら、俺が代わりに取るぞ 」と言い放った。 やはり、これほど権利(取得)意識がないと彼ほどの実業家にはなれないのだと認識させられた。

ある場面では、直近の売り出しのシャンペンを各店の店長らしき人たちを集め、滔々とそのシャンペンのキャッチフレーズを語り、販売促進の意識を高めていた。もはやロック歌手の姿はなく、実業家、ビジネスオーナーの面目躍如といった雰囲気だ。

如何に目を配りつつ働き、如何にお金を得ていくかに彼の集中力は向けられていく。正直いって、お金に淡白だった私などはその熱さに当てられるような気がしたが、彼を知るマネージャーのしょうげんによれば、元いたスタッフの窮状に対し援助したり、匿名で慈善団体に寄付したりしているそうで、取材の移動中も、携帯からある重病のファンらしき人に話しかけエールを送っていた場面があった。


飽くなき実業家と見える中にも他人や団体への援助をすることで、この人物はバランスを取っているのかなと思った次第である。


連休中、興味本位で見た番組であったが、これはKISSのファンにとってというより、実業家、ビジネスを目指す人にとってとてもヒントを得る、刺激的な番組であった。





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日本語字幕について思う ー その2 映画「トロイ」 [映画]


ブラッド・ピットの主演作の一つ、「トロイ」をテレビで再度観た時のことである。


一度目は映画館で字幕付きを観ていた。制作は2005年であり、ブラピもギリシャ戦士アキレスを演じるほどに若かった頃である。年度を見ると、なんとあれから15年も経ったのかと驚いてしまう。



映画の最後のシーンで、アキレスは味方のギリシャ軍と共にあの有名なトロイの木馬を使って奇襲をかけ、敵地のトロイの本丸の王宮深くに入り込み、愛するブリセイスを助けようと探し求める。


あわや、ブリセイスに手をかけようとしたアガメムノンからようやく彼女を助け出したその時、兄のヘクトルをアキレスに殺され復讐に燃えるパリスに、唯一の弱点である踵を弓で射抜かれてその場に崩れ落ちる。


ブリセイスに肩を抱かれまさに息を引き取ろうとする時、これは大きな終焉の見せ場のはずだが、アキレスのセリフにギャフンとなった。記憶では、ほんの一、二言だったと思う。元々の英語のセリフ自体も「オーケー」かその程度の言葉だったと思う。このことにも驚きつつ、「ええーっ?」 それで、その言葉で締めていいのか??という感じだった。字幕の言葉自体もほぼ其れだけの言葉だったために驚いた。



失望した。あまりにも味気ない一言だった。「トロイ」の映画は、勇士アキレスが主人公の物語であった。繰り返しになるが、英語のセリフそのものも意識が遠のいていく中での呟き程度であったことも、なんだか観客としてフラストレーションを感じてしまったが、素人の私でも、せめて、せめて、「いいんだ、これで、、、、」とでも言わせたかったし、字幕でもそうだして欲しかった。


洋画は常に字幕付きしか観ないのは、主演にしろ、脇役にしろ、一人一人の登場人物(俳優)の声、言葉は映画作品の重要な要素であるからです。絵(各場面)と字幕のセリフを合わせながら、時には原語(英語)と字幕の釣り合いをチェックしながら観続ける作業はなかなかストレスを感じることもあるが、字幕翻訳のはしょりやテクニックに感心したり、時には、「 ウーン、ここはべつの言い方、くくり方があるのでは? 」と思いながら鑑賞していくのは面白いと思う。

俳優によるのか、セリフのスピードか、はたまた声質のせいなのか、こちらの聞き取り能力も左右されてしまうが、スルッと自然にセリフが入ってくるときは豊かな感じに浸れる。



ブラッド・ピットは今年のアカデミー賞で彼の初めての助演男優賞を「ワンス アポン ア タイム イン ハリウッド 」で獲得した。すっかり中年のおじさんになったとは言え、彼独特のキレッキレッの味がよく出ていた。この映画を見て、若さそのもののブラピも思い出され、「ジョー・ブラックによろしく」という昔の映画を観たくなり、ネットでこのDVDを購入して鑑賞しました。


自前のDVDなので、時折字幕セリフで英語の理解度をチェックしてみようと思います。
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