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日本文化チャンネル桜•••••「秋の特別対談、西尾幹二氏語る」 [評論&講演]

以下の文は、なんと去年の確か10月の日本文化チャンネル桜のネット動画「秋の特別対談」の内容をメモしたものです。水島総氏とゲストの西尾幹ニ氏との対談内容があまりに的を得ていたり、興味を惹かれたので、自分の読み返し用に残します。時もたち、メモした本人が自分の字が掴めないというお笑いもありますが、万一読んでくださる方、お許しください。


先週土曜日(14日夜)、いつもよく見ているチャンネル桜(略称)で、「秋の特別対談」という特別番組があり、ゲストの西尾幹二氏の話を聞いた。


西尾氏は、今の日本の教育現状を云々というより、いわゆる「戦後教育」が70年以上もかけてこの国や日本人そのものにもたらした多大な弊害を1時間通して語っていた。


1、2年ぶりくらいに拝見した西尾氏は80才を超えられたということで、最近一寸痩せられ年を取られたように感じたが、口を開かれると同時に番組の対談相手の水島 総(さとる)氏もしばしば強くうなづく程に、とても的確な洞察力、見識が感じられ、1時間は充実したものになった。


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最初は、「教育の平等、高等教育の無償化」の誤りの指摘から始まった。これは、分数計算やアルファベットも書けない者が大学に進学する今の時代に、明治時代の皆が貧しかった頃の子供に唱える文言(もんごん)ではないか!高校進学が90パーセントを超えた平成のこの時代に、却って中卒者への差別が増える。平等が広がると、競争の中のトップは怠惰に走り、下の方は却って苦しい者が生まれる。生徒の8、9割のものが正答出来る問題に限定すると、その問題すらも解けない1割の者への差別が生まれる。

教育と競争は、本来、現実的で生産的なものでなければならない。
(これに対し、水島氏は言う) 「競争や難しい問題があると、自己認識ができる。」

安倍さん(安倍首相)は、ベラベラ喋るが、言語、ボキャブラリー(語彙)が乏しい、と西尾氏は批判して、
時の人トランプ大統領に及ぶ。

トランプ(大統領)の方が安倍さんよりよっぽど立派だ。雇用の拡大を唱え、自国へ工場を戻そうと言っているし、その動きが起きている。パリ協定をぶっ飛ばしても自国の産業を守るんだと一見乱暴な事を言っているが、立派だ。

今までアメリカは国際主義と言う偽名を使ってグローバリズムを隠してきたが、それがままならなくなって自己の利益をむき出しにしているだけだ。

安倍さんは、戦争のことに関して、簡単に言うと、北の脅威に対して国際協力をしていかなければならないと言っているが、これは、諸国民の信義に期待するという現憲法そのものと同じ考えではないか!


日本は、教育の問題も含め、政、官、財の質が低く繋がっている。水島氏曰く、「西尾先生の上の世代は凄い、とても及ばないと思っていたのは、当時の教育が素晴らしかったからだと思う。70才から下は、ダメだという気がしている。」 これに対して、西尾氏は「昔は、法学部も理系の学生も文学の本を読んでいたものだ。」と返している。

トランプは、共和党の主流ではなく、傍系の方であり、保守に反逆する保守の立場にある。


希望の党は、第2の保守と言っているが、何故右の●●(メモが不明)に立たないのか!そうすれば、ある一定の票は獲得できる。トランプのように強い意思を見せ、中国その他の強権的弾圧に対して、コミュニズムの謀略は終わっていないと何故言わないのか! 日本の政府やメディアも音無しの構えで沈黙している。

こういう状況を見ると、絶望的な気持ちになる。(水島氏)


話は、戦後直後に始まったGHQによる焚書坑儒から【日本を蝕む言論界】に及ぶ。

以前は他と比べて保守的だと言われていた拓殖大、国士舘大、大東文化大、そして皇学館大まで、全て左翼系が入り込んでいる、と今の日本のおそるべき実態を語った。


その中で、西尾氏は、「日本の世界史的立場を取り戻せ」という共著を出版した中西氏のことを、いい相棒、話し相手だと語る。この本で、中西氏といい話ができて、最後の晩年に幸せでした、とてもいい話ができたと言われた。


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(この先私のメモは、中国を批判する西尾氏の言葉を書いている)

中国は、世界最悪の国だと思う。習近平は今ドイツと結びつこうと思っている。日本は中国を再学習して価値を奪い返し、近代を確立した。日本と西洋は学習し、そこから解放されたという経験をしている。アメリカは、ヨーロッパの近世以降、目の前に巨大な空間を見つけた。(これはアメリカ大陸や太平洋を指すのだろうか?)
信長、秀吉は、大陸を見ていたが、北太平洋からは見ていなかった。ヨーロッパは激しく競り合う集団で、戦争も平和も合理的に存在し、ヨーロッパ内部では殲滅戦争をしなかった。それが近代ヨーロッパの姿で、その文明を●●●(メモ不明)達は信じてしまい、そこから忠実なしもべとなる。しかし、アメリカという嵐が来る。今までイギリスの言いなりだったアメリカが嵐となって出現して来た。一方、中国は戦前から自己中心的な存在で、自己の外に合わせる基準はない。その中国は日本の手に負えなかった。第二次世界大戦に、アメリカが中国と手を結んだ。今の慰安婦などの問題は、ここに淵源がある。


ベルサイユ講話条約はアメリカ主導で進められ、アメリカと西洋は中国に黙従する。ここで日本はしっかりと覚悟を決めて行動しないとアメリカと中国の奴隷になる。中国は、アメリカが日本に対してやって来た奴隷化へのやり方を研究し、熟知し学習していて、アメリカをモデルとして日本に同じことをやって来ている。

(水島氏が東京ガスの人に聞いた話では)「中国は(原発の良否は別として)今、100基か200基の原発を増やし続けているのは、かなり長期的な、エネルギーを全部自前でやっていくという、悪い意味での知性、戦略を持っている。こういう中国への扱いはどうすればいいのか?」

「日本人は平和ボケはいけないが、バランスのとれたいい国であり続けるという事は大切な事。
これを外国がモデルにする→日本がもう1回世界●●●を主張する、その時、中国のような強権的な国家をモデルにするつもりは日本にはない。


ヨーロッパもアメリカも中国の言いなりになるとは思えない。しかし、ドイツが一番怪しい。ドイツの経済は中国頼りである。


このように、教育の問題から対談が始まったが、最後に、西尾氏の提言は、もっと国際人(真の意味のだろうが)を増やすべきだという結論だった。
バランスのとれた国際人ということでは、最終的には教育に帰着する、ということ。


政治も経済もとても大切だが、日本という国家を支え構成するのは日本人という人間だから、その人間を育てる教育が根本だということになる。大変手間も時間も要するが、結局、遠いようで一番確実なことだと思えた2人の対談であった。


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